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2023/03/18

南九州 岸良 大浦集落を経て佐多辺塚(へつか) 2023/3/8

今日は大隅半島の東南部の海辺の山道をたどります。海辺の県道自体と大浦集落が今日のメイン。地元自治体推奨サイクリングコースやロングライドイベントでもこの道は県道なのに採用されていないようで、逆に楽しみです。

懸念事項としては鹿児島県道情報によると通行止め箇所があり、迂回路が判然としてなかったことです。まあ、出たとこ勝負で、出発です。

毎日8時出発ですが、これまで3泊(前泊含む)はBSも映ったので朝ドラとグレートトラバースを観てから出発できました。今日明日はその点(BS視聴)は期待できません😓

海沿いもいいですが、やはり里山風景はホッとします。宿のある高山(こうやま)から標高500mまで登って海へと降って岸良集落に出ます。

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(画像 左から 1宿付近 2と3 廃校にて  4 川上地区にて  5岸良の診療所 現役で使用されてました)

岸良の出張所(肝付町)でこの先の海辺の県道内之浦佐多線について通行情報と迂回路について教えていただきました。私が得ていた情報(内之浦辺塚から数キロ台風被害による通行止め)の他にも橋梁工事で通行止めになっている箇所があるとのことでしたが、別件(デイサービス)で今日大浦から来た車もあるとのことで、なんとかなるだろうということでした。今日の目的地は佐多辺塚(へつか と読みますが、辺塚集落は2箇所あって、肝付町側を内之浦辺塚、南大隅町側を佐多辺塚と呼んでいるようである)の宿で、内之浦佐多線全体が通れないとかなり迂回しないといけないし大浦を見れないのも残念なこととなります。なので出張所の皆さんが色々と教えてくださって助かりました(帰ってからお礼状を出しておきました。地元のお菓子でもと思いましたが公務員なのでやめておきました)。

肝付町の辺塚はあきらめて国道をしばらく登って迂回路から内之浦佐多線に合流。橋梁工事による通行止め表示はありましたが、そのまま進入してまもなく工事箇所でしたが通してくれました。クネクネ細道ですが、車が全くないかといえばそんなこともなく、林業の車が止まっているのを時々見かけました。標高600近くのピークから降って左折してさらに降っていくと大浦集落があります。集落の入り口には外部者の進入お断りの新しい札(感染対策)があったので、あまり見えないけど外の高台から眺めるにとどめました。この集落は隣集落から隔絶されていて、以前は港があったらしいのですが、今はそれらしい施設はありません。地元でも平家の落人の村であるとのことでした。

ツーリングマップル(2017)には棚田を大事に守るという記述がありましたが、高齢化過疎化で放棄が進んでいるように見えました。でも営農してらっしゃる方はおられ、トラクターの音も聞こえました。高台からは海も見えるのですが、海上交通はありません。遠目で見ただけですが旅人には、景勝地と異なる不思議な感慨の湧く集落でした。同じ国に住んでいて、全く背景の異なる暮らしであるとしか言いようがありません。デイサービスの利用者もあり車で送迎しているということでしたが自転車で3時間ほどで車でもくねくね道だし1時間半ほどかかるのではないだろうか。

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 (画像 左から 1海沿いなのに海が遠い内之浦佐多線 2 大浦集落入り口 3大浦神社入り口の神社 外部者立ち入り遠慮願いたい旨の新しい看板があったのでここからは入らなかった。住民も見かけたが話しかけるのは遠慮した 4、5画像でははっきりしないけどヘリポート、棚田、トラクターなどあった)

大浦集落からしばらく細道県道をクネクネ走るとようやく打詰集落が現れ、過疎ではあるものの先ほどの大浦よりはずっとひらけた集落が点在するようになり、自衛隊射撃場を経て佐多辺塚に到着しました。

目指す「みなとはら旅館」はなかなか見つからなかったけどよく見ると看板がありました。あとで聞くと、娘さんが看板作ってくれたんだとか。80歳近いと思われるおかみさん、物腰の上品な方でしたし、食堂を経営しているだけあって料理も良かったです。この場所に泊まる場所があることに感謝しないといけません。それにしても、どこも高齢化著しい上、若い人は定着してないようで、おかみさんも近い将来この辺り一帯は消滅してしまう、と静かに嘆いておられました。

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(画像左から 1 打詰集落 棚田と船 2 辺塚にて 3、4 みなとはら旅館) 

*コースと時間

8時高山やぶさめ館出発 県道岸良高山線で岸良へ(川上集落で休憩 川上やまびこ館でほよし団子購入 大浦集落の高台で食した)10時ピーク着をへて岸良10時半過ぎ。出張所で20分ほどやり取り。R448で県道分岐を過ぎて5km(登り)ほど先を左折、迂回路から県道に合流12時半ー大浦集落付近13:40-14:40ー佐多辺塚16時前 集落内うろうろしてから宿へ(宿を通り過ぎていてちょっと迷走)60−65kmくらい

*五万図 大根占  内之浦  辺塚

*天気 晴れ  朝やや冷えるが昼は温暖

*参考にしたサイクリストのweb

今回の旅は数年前から企図してましたがコロナ禍やがん治療でのびのびになり、やっと実現しました。他にも西米良など宮崎山間部への旅が数年来の宿題となっています。

さて、特に今日の旅程に関してはこちらの記事(自転車と山の日々)を参考にさせていただきました。読んだのは随分前なのですが、このブログを書くにあたって他の記事を読むと、この前のハンドメイドバイシクル展でアイズバイシクルのブースで緑色の650Bランドナーを展示されていた方のようでした。そして、この記事は6年前に書かれているようですが、大浦集落では高齢による過疎化、耕作放棄が一層進んでいるようです。

 

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