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2023/04/08

阿武隈 湯治と花見の4日間

4日から7日まで湯治とサイクリングで阿武隈へ出かけました。例年だと桜見物にはやや早いかな?という日取りですが、もっと遅いはずの枝垂れ桜もかなり咲いていて、湯治もしないといけないし花見もしたいしと大忙しでした。

1日目は新白河駅から前回(一昨年12月)と同様、猫啼(ねこなき)温泉へ。違うのは今回は自転車(モンソン号)で移動できることです。ラジウム温泉は付近にいくつかあり迷ったのですが、今回も井筒屋さんを拠点として3泊、次回以降の宿泊の下見がてら付近を日帰り湯してみることに。到着後、井筒屋さんでは自転車をフロントの奥へ入れてくれました。旅行支援でクーポンをもらったのでドラッグストアへ買い出し。時系列が逆になりますが新白河駅からすぐの南湖公園、池の周りで満開の桜並木と、冠雪の那須連峰の対比が見事でした。この日の走行は25kmほど。

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(左 新白河駅近くの南湖公園  中 宿の食事  右 宿の前の満開の桜)

2日目。地元のテレビで三春の滝桜が今週末で散りそうというニュースを見てびっくり。てっきり中旬か下旬かと思ってその辺りの五万図は持ってきてませんが、ツーリングマップルのコピーがあったので急遽いくことに。馬場の湯のあたりに岩盤浴で知られるラジウム温泉があったはずだし、そこにも行ってみようということで立ち寄り湯治1時間込みで往復(周回)してきました。滝桜を一応の目標とはしていますが、桜だけでなく水仙、桃などいろとりどりの里山の春を一日中満喫しました。

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(いずれも道中にて。右から2番目は地蔵桜)

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(いずれも三春の滝桜にて)

2日目行程 8時半、猫啼温泉出発。磐城石川から県道40(飯野三春石川線)で他の県道や国道49などと交差しつつ滝桜へ(11時)。11時半過ぎから12時50分まで馬場の湯「やわらぎの湯」に立ち寄り。県道144(矢谷川三春線)、玉川田村線、母畑須賀川線、古殿須賀川線などへて磐城石川へ(おおよそ90km)16時過ぎ宿。晴れ。朝は寒いが昼は20度近く。

立ち寄り湯してからのサイクリングはちょっとしんどかったかな?やわらぎの湯は岩盤浴のお客さんが数名いました。

6f248c0c8fa34a78893bea5fe6dc1156_1_105_c(宿のある石川の桜並木も圧巻でした。最終日は花吹雪でした)

3日目は塩ノ沢温泉に立ち寄り湯させてもらい、鮫川村、古殿町の枝垂れ桜眺めつつ、里山をゆっくり走りました。特に鮫川村はやや標高があるためか、枝垂れ桜は咲き始めという感じでした。この辺りで最も有名な越代の桜は流石にまだのようで、コース取りも今回ちょっと無理があるので行ってません。また次回行こうと思います。立ち寄り湯させてもらった旅館しおやさん、感じよかったです。

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(左 二段田の枝垂桜 左から2番目 官沢の地蔵さまの枝垂れ桜  その右西光寺の枝垂れ桜  一番右 廃校あとに植えられた花)

五万図と鮫川村、古殿町の桜マップを見ながら適当に走って石川にも戻りましたが、ちょっと高いところにある「上名花の枝垂れ桜」からの集落が印象に残りました。

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(いずれも上名花にて)

3日目行程 8時過ぎ出発。赤坂西野石川線を基調に塩ノ沢温泉 9時15分くらいから10時半立ち寄り 村道など経て 349 号線で古殿町 道の駅 桜見物をしつつ、古殿須賀川線で上名花をへて石川町へ。曇り時々晴れ。17度くらいだが、前日よりやや寒い感じ。

最終日は片倉温泉に立ち寄ってから磐城石川駅から輪行で帰途につきました。一応目的は湯治なのですが花見サイクリングも忙しくてヘトヘト。宿以外に3ヶ所立ち寄ってそれぞれの特長もわかりましたので、次回はこの3ヶ所のどこかに泊まってみようと思います。

3ヶ所と猫啼温泉はいずれもラジウム泉なのですが、行政的には三春のやわらぎの湯が療養泉(効能効果を掲示できる)にあたるようです(馬場の湯の宿3ヶ所とも療養泉かな?)。片倉館は10年前の検査結果が表示されていて療養泉となってますが湯温が基準より低く、現時点では温泉(ラドンが一定以上なので温泉と認められるが療養泉に該当しない)なんじゃないかと推測されます。塩ノ沢温泉は湯温が基準より低く、温泉という表示でした(ラドンが一定以上)。猫啼温泉は直近2回の検査を掲示していて8年ほど前の表示は療養泉(放射能泉)で3年前の検査では温泉となっていました。湯温が基準以下となっています(ラドンが一定以上)。私の湯治の主目的は癌の再発防止なのでラジウム泉であれば療養泉でなくても良く、バランスの良い食事を頂き、運動もしてリラックスできればなお良いと思うところです。

それにしても、桜を始め色とりどりの花がいっぺんに咲いて嬉しい湯治旅となりました。そして新緑、初夏となっていく。どう過ごしても人生はあっという間です。

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コメント

としさん
今年の桜の開花の早さにはびくりしていますが、としさんの阿武隈湯治にはもっとびっくりです。
石川付近のラジウム鉱泉宿軒並み行ってしまったのではないですか。
馬場の湯は最近見つけて、良さげな宿もありそうだと目を付けていた所でした。片倉温泉は、片倉シルク(片倉自転車もあり)の保養所で気にまってはいたのですが、お高そうなので敬遠していました。すべて先を越されてしまいました。
自転車ツーリングというと、宿を次から次へと渡り歩くというイメージがありますが、としさんの今回のようなツーリングも大いに参考になりました。

こんばんは。
やっぱり日本人は桜に弱いですね (^^;
いつも桜は近場(日帰り)で見ていますが、こうして遠方の風景の中で桜を見るのは格別ですね。ここ数年開花が例年通りではなくなってきているので、旅先で満開の桜に出会うことも難しくなりますね。

kuriさん、こんにちは。
今回はラジウム泉一通り行けました。母畑温泉八幡屋さんは行ってません。母畑温泉は現状一軒だけのようですね。三春の馬場の湯は今回行ったやわらぎの湯以外に2軒あるようで一般的(観光とかサイクリングとか)にはこの2軒の方がいいかもしれません、2軒は値段的にもまあ手頃のようです。また、やわらぎの湯は玉川温泉に近い方向性でした。
片倉温泉の命名は片倉製糸の保養所だったからと掲示がありましたが片倉シルクの祖業なんですね、現地で気づきませんでした^^1名だと朝食付きのプランのみで流石に1万は行かないみたいです。値段的には1名の場合の塩ノ沢温泉(2食で1万3千円とのこと)とあまり変わらないと思います。
ただサイクリング中の立ち寄り湯は以後はほどほどにしようと思います。

INTER8さん、こんにちは。
桜に合わせて計画すると外すことが多いのであまり当てにしてませんでしたが今回は大当たりでした。でも緯度、標高の高いところはまだ楽しめますね。単に遠方というだけでなく、東北の桜は関東のように桜並木でなく一本桜が多いのと、水仙(白くなくて黄色い)、菜の花、桃などいっぺんに咲くので春が来たという感動がより大きいと思います。

こんばんは。阿武隈はいいですね。一本桜もいいし、農村風景がやっぱりよいですね。何もないけど、山里にひとが暮らしていて集落があって牛舎があって、畑があって、それに温泉があって、というところが楽しそうです。農村サイクリングが好きなので阿武隈高地に行きたいなあと思いました。ゴールデンウイークに一泊二日で行きたいがいまからだと宿が遅いかもしれませんね。

ぱぱろうさん、こんにちは。
はい、阿武隈、サイクリングにもちろん、適当にアップダウンもあって距離も走れてロードレース適地でもあります。交通も少ないし、陸上の合宿なんかも(震災前は)結構あったようです。
GWでも宿によっては空いていると思いますよ。

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