ほぼ和歌山旅　11/21 十津川村から牛廻越　美山温泉まで: サイクリングと山歩き　小さな旅日記

朝起きると十津川には霧がかかっていてなかなか幻想的だった。今日も晴れるのだろう。

今日は昨日の県道735の北側の国道425で和歌山側に戻る行程だ。今日の牛廻越（うしまわしごえ）は五万図だと近くに牛廻山があるので名前の由来はわかった（なぜ牛廻かという根本的な由来は知らない）けど、昨日の引牛越の方は由来も読み方（ひきうしごえ？）もよくわからない。調べればわかるだろうけど推測して楽しむにとどめよう。

（いずれも宿の前で）

昨日の予感通り食べつけない猪肉か鹿肉のためか、出発してすぐトイレに行きたくなったので国道入り口のトイレに寄った

手術後、朝なかなかスッキリ出なくなって、行動してから２度目を催すことが多くなった。アウトドアでは困る。小さな後遺症の１つ。対策としては夕食を減らして消化の悪いまたは食べつけないものは残すことくらいか。山歩きの場合、山小屋での食事は多くないし一般的な食事内容のためか、なんとか症状は出ない、またはやり過ごしている。サイクリングの夕食はどうしてもたくさん食べるからねえ。そういう意味では後遺症は言い過ぎかもしれない。

普段から夕食から朝食の間は何も口にしない。飴玉とお茶を飲むくらい（腸を休めるため術後ずっとそうしている）。

消化器の手術ではかなり大掛かりな手術でいわゆる侵襲が大きいとされるが私は幸い後遺症は少ない方だ。術後、下痢または便秘に悩んだり、胆管炎、腸閉塞などになる人も多い。体力が低下したまま回復せず術後の化学療法（再発を防ぐための抗がん剤。最近は術前にも抗がん剤を服用するのが標準となっている。私の場合は病名の確定診断がつかなかったためか膵炎気味になったためか、PETCTで悪性ほぼ確定即手術となった）に進めない人もある。

泊まりがけのサイクリングができること自体とても幸せなことだとしか言いようがない。

さて、トイレのついでに自販機でココアを飲む。ついでに書くと、病気前は決まって自販機コーヒーを飲んでいたが、今はココアかレモン飲料、ほうじ茶の類である。カフェインや、コーヒーの謎クリームを避けているためだが、外でのコーヒーはローソンのカフェインレスコーヒーあるいは入れたてのコーヒーが出てきたらいただいている。暑い季節は水か麦茶、ポカリスウェットの類で、実は炭酸も飲んでいない。炭酸は飲まないからアルコールどころかノンアルコールも飲まない。

食べ物は最近はだんだん緩めているけど、食堂では味の濃いがっつり系定食はなるべく選ばない。ラーメン、謎肉系は禁じている。ハムやソーセージも食べないのでサンドイッチは慎重に選択している。

外食は宿の食事含めてどうしても味が濃いけど、仕方ないね。

こうして食べ物、飲み物の類を制限しているので、外ではいわゆるスイーツ系に強い関心が向くようになった😅クリームも食べすぎは良くない（腹も締め付けられるし）けどね。腹が締め付けられると言えばソフトクリームもゆっくり食べないとしばらく痛い。まあ、今の季節は食べないけど、暑くなるとソフトクリーム食べたいよね。。。

と、ひとしきり食べ物事情を書いてしまったけど、今日はビスケットと昨日買ったパンで凌ぐ予定。

４２５号線は熊野古道を横切りつつ、奈良県側は峠近くまでポツリポツリ集落もあって、用向きの車両も往来している。一応国道なんだけど狭いので生活道という趣。サイクリングには快適な道である。

標高800m近くまで集落があった。五万図をみると以前は学校もあったようである。そういえば昨日の県道でも山奥に３階建ての廃校があって校庭はヘリポートになっていた。

最終集落から牛廻越は間もなくであった。