四国 お遍路サイクリング阿波編 12月15日前泊 16日1日目(１番〜３番 鳴門から板野町）

12月中旬から下旬、当初は種子島と南さつま、甑島に行く計画にしていたが、直前に気が変わって四国へ。前から考えていた、お遍路サイクリングを実行することにした。

いっぺんに回ることは日程的にできない。それにいっぺんに回ろうとすると、多分スタンプラリーのような旅になってしまう。それは不本意。４回に分けていくことにした。計画段階では四国それぞれの県ごとのつもりだったが、同じ日数でこなせないことに気づいたので、鷹揚に区切ることにした。順番は徳島県から時計回りとなる。

15日、新幹線と在来線を乗り継いで鳴門へ。この日は移動のみでビジネスホテルに投宿。

16日　この辺りは今までのサイクリングで来たことがない。こんな機会でもないと来ないだろうから、午前は有名なうずしお観光とした。

（画像左２枚はうずしお観光　右２枚目鳴門スカイラインの展望台にて　右　古い醤油工場）

昼過ぎにまず１番の霊山寺に到着した。ここでは遍路関連グッズ？を取り揃えているということで、経本、納め札、ろうそく、線香を購入した。白衣、納経帳、輪袈裟、輪袈裟どめは事前に購入して持参した。これらを入れる袋はサコッシュにした。いつものフロントバッグ、サドルバッグにサコッシュが加わる。雨に備えてサコッシュがなくてもフロントバッグ、サドルバッグ、ジャージのポケットになんとか収納は可能だが、いつもよりは嵩張る。

さて、これまで信心なく念仏など唱えたことのない私。ガイドブックなどを参考に作法通り参拝してみたけどろうそくや線香の火を灯すのも不慣れで、教本もわかるのは色即是空くらいであとはもう辿々しく、時間がかかって仕方ない。まあ、これまでの不徳の致すところなので、徐々に慣れていくしかない。

２番と３番は比較的近い。とにかく丁寧に参拝することを心がけて本日はおしまい。３番からやや山沿いにある今日の宿に向かう。今日は朝食のみなので近くの道の駅で弁当を買ってフロントバッグに入れて宿「道しるべ」に向かった。

（１番札所の霊山寺から３番札所の金泉寺まで。右は納経帳の霊山寺の頁）

追記）この文章は26日に書きましたが、ネットのニュースで、王滝村の旅館三浦屋で出火、女将さんが遺体で発見されたとの報に接しました。１０年前に主宰した王滝３峠サイクリングでお世話になりました。悲しく、残念です。お悔やみ申し上げます。

鞍掛峠

真弓峠

（いずれも2013年9月）

こういう形で旅の思い出が上書きされていく。なんとも言えぬ悲しみである。