四国お遍路サイクリング 5日目2/25 土佐足摺編から伊予南予編へ(39-40) 宿毛から津島町
朝暗いうちに目が覚めると、窓の外は雨。得意の雨の物語である。サイクリングをしていると子供の頃に覚えた今更どうでもいい歌を口ずさむことも多いが、「雨の物語」はその代表となってしまった。晴れてる時は歌わない。雨でテンションが少し落ちるので仕方なく歌うのである。
ということで出発して早々雨宿りである。雨やどりという歌もあるが好きではないし歌えない。やけになってオフコースの「雨よ激しく」を歌うこともままある。
中弛み気味でやる気が湧かないが、山間部での雨宿り風情は嫌いではない。滝の糸のような雨筋を眺めると安らぎを覚え、なぜか八神純子の「雨の休日」を思い出すのである。
時間が止まるならここで止まっても構わないのだが、無情にも針は進んでしまう。あまりサボってるといくら余裕の旅程でもだんだん時間が押してくるのである。
三原村というところは目立たない場所にあるがのんびりサイクリングにいいところだ。折りを見て再訪したい。
雨宿りを繰り返しつつ、宿毛の延光寺に着いた。これで土佐、修行の道場はおしまいである。移動が長い割に札所は16箇所(別格は1箇所)と4県で最も少ない。次の愛媛が26箇所(別格は9箇所)と最も多い。
(左 出発してすぐの雨宿り 右 延光寺)
次の札所からは愛媛県となる。次は愛南町の観自在寺である。お遍路でないと避けがちとなる国道56であるが雨降りなら素直に進むことになる。いうまでもなくそのほうが早いからだ。それに愛南町までの海沿いのクネクネ県道は走ったことがある。40番札所の観自在寺のある愛南町に着くと雨はほぼ止んできた。由良はパスするにしてもその先は海沿いの地方道でもいいだろう。
(観自在寺にて)
札所では手水場で手を洗って、鐘をついてよければ鐘を撞いて、本堂と大師堂に参拝する。私は初心者なので読経は冊子を見ながら般若心経、札所のご本尊真言、光明真言、弘法大師の名前、回向文をもぞもぞ唱えている。読経の前後(後がいいのか?私にはわからない。読経前にすることも多い)にろうそくと線香をあげて納札を納めて、納経所でご朱印をいただいて、一礼して帰るという手順となる。だいたい 15−20分くらいかな?ちゃんと時計を見てないので今度測ってみるか。
愛南町で雨は止んだ。今日は津島町岩松まで。4時半には到着しそうなので、手前は海沿いの地方道を走って、岩松に向かった。
(宇和海を眺めつつサイクリング 今回初めての青い空、青い海である)
本日の宿は素泊まりだった。食事も楽しみだったが、ご主人の病気で休みであった。Aコープで夕食と朝食を調達した。
(左 岩松の街並み 右 宿泊した大畑旅館)
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