九州サイクリング５日目 天草下島南部 牛深 本渡 3/20

うっかり気づかなかったけど本日は春分の日だった。

お彼岸の墓参りは診察の日に（だいーぶ前倒しだけど）神頼み気分で済ませてきた。病院から墓地まで歩いて30分ほどだしバスもある。

さて、話をツーリングに戻すと、朝ごはんを７時からいただき８時に出発した。宿は若くて明るい夫婦が経営していて、こちらも明るい気分になった。しかし外の強い風は今日の試練を示唆するものだった。

今日は穏やかな晴天なら牛深から対岸の長島（鹿児島県）に渡って25kmくらい走ってまた対岸から本渡近くの港に戻るというつもりでいた。しかし海に出ると北西の強烈な風。フェリーも出ないかと思ってペースを緩めた。もとい、時折吹きつける強烈な風でペースが上がらなかった。ウエザーニュースでは牛深では風速15mくらいとのことだった。牛深近くまで南下すると、海からバッシャーンと波がうちつけ愛車が潮をかぶってしまった。帰ったら水洗いしようと思いつつ、風をやり過ごし方法のていで牛深町内に入った。

（左　宿泊した宿　　中　　風さえなければ天気は良かった　　右　牛深に入ったあたりにあった小さなパン屋さんでイチゴパンなど買った）

ところがフェリーは動いていた。島原フェリーなどが欠航するという情報は聞いていたので軒並みダメかと思っていたのだが。係員に聞くと北風は牛深から長島への運航に影響しないのだとか。むしろ南風に弱く夏場の欠航が多いとのこと。でも長島で風に晒されそうなのでやっぱりやめといた。地図で見ると牛深から本渡への県道もサイクリングには長閑で良さそうだったので、今回は妥当に天草のみとした。

長島は次回（といっても九州計画は目白押しなのでどのくらい後になるかはわからないが）甑島、南さつまなどと絡めて行ってみようと思う。実は種子島、南さつま、甑島という感じで１２月に行こうと計画してたけど、お遍路に変更したのだった。種子島がサイクリング的に面白いのか自信がなくなったためでもある。それでなくても島はフェリーの欠航があると計画が崩れるからね。

まずは牛深の見物なんぞをしてから本渡にのんびり向かうことにした。牛深のハイヤ祭りって昔から見てみたいなと思ってるんだけど、どうも機会がなさそうである。

牛深港の道の駅でこっぱ餅やデコポン、ジャムなど天草土産を購入して自宅に送った。

（全て牛深にて。ハイヤ大橋、私の苦手なタイプの橋である。風も強いし対岸には行かなかった。左から２番目、特徴的な狭い路地。右から２番目は女性で初めてドイツで医学博士を取得した牛深出身の宇良田タダ女史の碑。右　牛深の港にて。海が窓口だったことを示す石垣と石段。）

牛深まで島の西側を走っていたので横風の影響をもろに受けたけど、牛深から島の東南側を走ることになり、風は島の山陰でやや遮断されるようだ。今度は向かい風気味になるがそれほどキツくない。ちょっと雨も降ったけど、地図での印象通り、細めの道（本渡に近づくにつれて２車線が増えてきた）が小さな漁村や静かな里山を繋いで、青い海とたくさんの島、入り組む半島など見ながら穏やかで爽やかなサイクリングとなった。

（牛深から本渡への道すがら　猫は天草全般に多かったが「多発地帯」では見かけなかった😺）

本渡に近づくにつれてロードサイド型店舗も多くなった。今日は素泊まりなのでスーパーで食材を買い込んだ。

天候　晴れ　時々小雨　午前強風

旅程  河浦ー国道389県道35など-牛深ー県道26-本渡　約80km