自転車お遍路 伊予編 4/16 久万高原ー松山 (46-51番 別格9)
16日は井内峠を越えて松山市内の札所群を巡る予定。市内(道後温泉付近まで)全部行けるかな?
とはいうものの峠越えも楽しみたい。
7時半。古岩屋荘出発。宿は古いけど中はほどほどにきれいだったし最近は値上げする宿が多い(コロナ時のGOTOなどの応援割がなくなったのも痛い)ので相対的に手頃だった。自転車も玄関に入れてOKでこの点も嬉しい。前回泊まった時は本降りで翌日の旅程を諦めて2泊したっけ。
岩屋寺と同様、古い巨岩が宿舎の目の前にある。数千年前の地層が残っているらしい。
少し降って、井内峠方面へ。500mほど登って井内峠トンネルへ。本当の井内峠はトンネルの上である。今日は平日で朝方まで雨が残っていたこともあって誰もいないけど登山道がついていた。トンネルの向こう側は木々の間から伊予の海が見えた。
その先は井内の棚田(水は張ってなかったのと角度的に難しかったのでスマホは取り出さず)をみやりつつのズンズン下りで下界に着陸した。里山風景は久万高原側の方がよかった。
(左 古岩屋 左から2枚目 井内峠への途中 右 井内峠トンネル 右 トンネル付近、林道にて)
46番から51番までの札所は松山市内に集中している。井内峠を越えるのに時間はかかり最初の札所(別格の文殊院)には11時半の到着だったけどおおよそ4時前までに51番の石手寺まで参拝することができた。こういうふうに書くとまるでスタンプラリーのように受け止められそうだが、本を見ながらだけど般若心経も唱えてるし、基本的な手順はゆっくり踏んで参拝している(つもり)。移動はそれなりに急いでるけど、境内に入ったらゆったり動くことにしているし、せかせかする気にはなれない。
(松山市内の札所にて 右は石手寺のいしもち)
この日は勝山町の東横インへ。チェックインの前に六時屋に寄って(接客はいまいちだったが)タルトといくつかお菓子を自宅に送った。
素泊まりの旅先では夕食を弁当で済ますことが多く、この日もそうだった。コンビニで調達の場合は弁当とサラダとヨーグルトとバナナ(一本売りがあれば)といったところだ。普段テレビニュースをあまり見ないけど、旅先では弁当を食べながらニュースを見たりする。大谷選手の通訳の事件の話ばかりだった(このブログをあげる頃には古い話になっているはずだ)。最初はあんな善人がというニュアンスだったが、この頃は悪人扱いだった。大谷選手に比べれば規模がはるかに小さいけど私も自営時に数十万ネコババくらった経験はある。信頼していたから騙されたわけだが、いわゆる善人でも窮すれば鈍するもので、もともと善人でも悪人でもないのである。善人とされ敬意を持って接してきた人が法や倫理に触れて裁かれたり社会的制裁を受けるのを何度も何度もみてきた。「人間だもの」(笑)としか言いようがない。羹に懲りて膾を吹いてばかりでは人として味気ない。疑いながらでも信じるしかないのだ。
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