奥尻島一周 9/19. 道南4日目

快晴。今日は奥尻島を一周しよう。

 ７時２０分出発。こんないい天気ならもっと早く出ればよかったと思った。時計回りに一周。だいたい65kmくらいらしい。

昨日の東側は奥尻港から青苗まで集落がいくつかあったが、西側は青苗地区から離れるとカムイ脇温泉まで家屋がほとんど見られなかった。

青空のもと、海が透き通るようだ。西側は車も少なくて快適だった。

（青苗からカムイ脇温泉まで　　巨岩奇岩の数々）

カムイ脇温泉からはくねくねした坂道をおいしょこおいしょこと漕いで、標高369mの球島山へ。眼下の奥尻港や島の広がり、四方の海、北海道本土など360度見渡せて、吹き抜ける風が心地よく、気分も最高である。後から思ったけど、青苗からここまで、もうちょっとゆっくりペースでよかった。

時々マラソンびととすれ違った。熊もいないから安心して走れるね。キャンプ場の泊まり客もぐっすり眠れるね。

（球島山にて）

北の稲穂岬まで山深い道を降りていった。時々、観光客らしい車も通るがほんの数人といった感じ。週末は２便体制で増えるようだが宿不足もあって日帰りも多いのだろう。

（左　球島山から降りていくと牛が放牧されていた　　右　わずかにダート道だった）

稲穂岬は賽の河原と呼ばれていて霊山のような雰囲気だった。レストハウスが食事処と聞いていたが、この日は休みだった（なんとなく想定はしていた。平日だし）。

（いずれも稲穂岬にて　津波前はもっと霊山的雰囲気だったかも知れない　そしてここにも慰霊碑があった）

昼食は奥尻港まで下がって、港の切符売り場の2階で魚介ペスカトーレなるパスタ（とサラダ）をいただいた。

フェリーターミナルに明日の天候（波や風）予報が書かれていたが、運航は大丈夫そうだ。係員も大丈夫でしょう！とのことだった。性急に１泊にしなくてよかった。今日は快適なサイクリングだったし。

（左２枚　宮津にて　　右　　フェリーターミナル２階の食事処にて）

（左　いちご味の「ハイシャーベット」　　　中　　商店に貼ってあったミスタードーナッツ出張販売のお知らせ　　右　鍋釣岩　）

青苗に戻ると自衛隊が演習をしていた。島の自衛隊は航空自衛隊なので、外からきているらしい。

いつも思うが、離島のような辺境とされるところにこそ日本の現実がある。

（自衛隊の演習　　青苗にて）

宿に到着。昨日と違う宿だけどやはり素泊まり宿だ。昨日は海沿いだったが、今日は高台である。元々は食事提供していたが、おそらく高齢等の理由でやめたのだろう。

予約したお寿司屋さんは宿のお隣さん。元々は海沿いにあったが、南西沖地震後に高台に家を建てたとのことだ。５時すぎだったのでまだ私１人だった。気さくなご主人でずっと会話していたので味がよくわからなかった（笑）まあ、それもよかろう。次の日が早いので６時前に辞去した（というか自宅にいても夕食は早めである。夕食後２時間以上経ってから寝るのである）が、「朝ご飯にどうぞ」と巻き寿司をおみやに下さった。

（北海寿司にて）

旅程　　奥尻島一周　大凡70km

天気　晴れ！