奥尻島から江差 上の国 木古内 函館へ 9/20. 道南5日目

朝起きると本降りの雨だったが出発する頃は幸い小雨だったし風も弱かった。

この程度なら雨具はいらないし、ペースも遅くならない。パンクさえなければ港へは早めに到着するだろう。

（青苗から奥尻港へ）

４時５０分出発。５時４０分にはフェリーターミナルに到着。切符を購入して、６時開店のセコマでパンなど買って、自転車は15分くらいに積み込み開始となり、フェリーに乗り込んだ。自転車は往復とも私だけだったが、車は往復とも満車だった。今日は臨時便（２便体制）も出るとかで島からの乗客も多かった。日帰りで用足しといったところだろうか。

９時１０分過ぎに江差港に着岸。今日は函館まで頑張ろう。

江差から上ノ国は12年前に走ったことがあるけど、今回は風車の多さが目についた。風力発電の適地なのだろう。

上ノ国から木古内は旧江差線沿いの道道である。昨日、お寿司やさんのご主人に上ノ国から木古内への道は熊が出ると脅されていた😅 熊は出なかったけど、確かに車は少なかった。江差から函館に行く場合、数日前に通った厚沢部、中山峠経由を使う車がほとんどらしい。ドライブなら松前経由の方が楽しそうだ（自転車だと遠くなるし、一度走っている）。

江差線ぞいは湯ノ岱（温泉がある）すぎると家屋もなく、寂しい感じだった。江差線の線路もほとんど撤去されていて、鉄橋が残っているくらいだった。

小さなピークを越えると木古内までは下り。だんだん農村風景となって海が近づいてきた。旧江差線を使ってトロッコ列車も運行されていたが距離は短め。旧美幸線のトロッコ列車は往復１０kmもあって面白いけど。

（旧江差線沿いの道道にて）

１２時に木古内の道の駅着。ペースは順調だ。明日の予定にしていた五稜郭タワーは今日中に行ってしまおう。考えてみると明日から３連休で混んでいるに違いない。

１２年前の道南ツーリングでは立ち寄らなかったトラピスト修道院、今回は立ち寄った。（内部見学は予約必須なので外だけ）

函館白百合の女子高生が集団で遠足？なのか芝生で昼ごはんを食べていた。正門まで自転車を引きずっていると、お勤めご苦労様ですーと揶揄うような声援を受けた。まったくもって、女子高生の集団は最強である。

（トラピスト修道院にて）

正門脇の小部屋にトラピスト修道院のあらましが展示されているので訪問された際は必見であろう。

売店でソフトを購入。優しい味だった。スプーンの代わりにクッキーが添えられていた。

（同じく　トラピスト修道院にて）

さて、あとは市内に向かって走るのみである。１２年前は五稜郭公園にいったけどGWの花見の時期で混んでいて展望台に行かなかった。やはり五稜郭をぜひ上から見たい！と今回は展望台への列に並ぶことにしたのだ。

自転車の置き場に迷ったが、まあ結局は適当なところに置いて展望台へ。上から五稜郭を眺めると、函館にまつわる遠い日の記憶が蘇ってきて、感慨無量であった。若い時は今ひとつ踏み出せないことが多かったけどそれも私の人生なのだろう。

夕食はハセガワストアの焼き鳥定食を購入。宿で食べた。

明日は軽くポタして帰ろう。

旅程　青苗ー奥尻港　フェリー　　江差ー上ノ国ー木古内ートラピスト修道院ー函館市内（五稜郭）ー函館駅付近　大凡110km　(ほぼ道道国道沿いだが函館市内は適当）　　朝方小雨　曇り時々晴れ