江差から奥尻島へ 9/18 道南3日目
フェリーは午後1時発。前日にフェリー乗り場で聞くと12時に自転車積み込み開始予定なので11時45分くらいまでに売り場に来てくださいとのことだった。
午前はサイクリング的には手持ち無沙汰といえなくもないが、せっかく江差に来たのだからぶらぶらしよう
(宿にて。中は古かったが、外観は新しくなっている。ちなみにトイレなどは改装されていた)
歯磨き粉がなくなっていたので、ツルハで小さな歯磨き粉を購入。旧郡役所(江差の歴史、箱館戦争との関わりを伝える)や旧中村家住宅(ニシン漁当時を伝える)の見学をしてから、パン屋さんに寄ったり、小林牛乳でソフトをいただいたりしてるとあっという間に時間がたった。
江差の街並みはいにしえ街道として12年前より整備が進んだ印象だ。もっとも12年前は雨だったので印象に影響を与えたかもしれない。その時も江差はゆっくり歩きたいと思ったので、今回、旧役所で江差の歴史や箱館戦争の関わり、旧中村家でニシン漁盛んな時代の様子を伺い知ることができて有意義だった。開陽丸の内部見学も面白かった(12年前は整備途上だった)
(左 旧役所の展示 真ん中2枚 旧中村家住宅 右 小林ミルクパーラー)
フェリー乗り場には(フェリーは売り場から少し離れていたが暫定的な処置のようである)12時前に着いた。先に自転車の積み込みを始めるとのこと。車両は往復とも満員らしいからあとから自転車を積み込むのは面倒なようだ。
ちなみに帰りは7時発なので2泊以上必須だけど、旅行出発時の予報では明後日は低気圧が来るということだったが、今の時点では欠航になる程シビアな状況ではなさそうだ。
2時間ちょっとで奥尻島に着いた。
(左 江差港にて 右 奥尻港にて)
午後3時20分着。宿は16km先の青苗地区にあり、津波館も見学しようと考えた。帰りの朝の便への移動時間の見当もつけたいので止まらずに淡々と青苗まで走ってみたけど、平坦で1時間弱で行けそうだ。帰りは5時に出ればOKだろう。
青苗の町を一旦通り過ぎ、岬にある津波館を見学した。町の建物は皆新しく、古い建物は海沿いにはなかった。93年の南西沖地震で奥尻島は壊滅的被害を受けたのだが、内外の記憶に留めるべく、岬にはモニュメントと津波館があり,当時の様子と復興への困難な歩みを知ることができた。津波は3分ほどで来襲したそうで、西側から襲ってきたが奥尻港のある東側も被害が甚大だった。青苗地区が津波後に広範な火災に見舞われた映像が今でも記憶に残っているが、現在はその爪痕は一見では見られない。
関東大震災と同様の相模沖なら我が家も10分で流されることになるだろう。身につまされると同時に、小さな島の底知れぬ悲しみと人々の復興への苦労を思わずにいられなかった。
(いずれも青苗にて)
宿確保困難の状況を受けて今日の宿は素泊まり宿。夕食は2軒あるが1軒は休み。もう一軒のお寿司さんは予約でいっぱいということで、近くにスーパーがあったので弁当で済ませた。せっかく島に来たので翌日の夕食はお寿司屋さんを予約しておいた。
旅程 江差市街地 奥尻島 奥尻港ー青苗 30km程度
« 大沼から江差へ 9/17. 道南2日目 | トップページ | 奥尻島一周 9/19. 道南4日目 »
「北海道(術後 2023年から)」カテゴリの記事
- 函館 軽くポタ 9/21. 道南6日目(最終日)(2024.10.02)
- 奥尻島から江差 上の国 木古内 函館へ 9/20. 道南5日目(2024.09.27)
- 奥尻島一周 9/19. 道南4日目(2024.09.26)
- 江差から奥尻島へ 9/18 道南3日目 (2024.09.25)
- 大沼から江差へ 9/17. 道南2日目 (2024.09.24)
こんばんわ
少し前から北海道の記事 拝見しております。
自分も3年前位から北海道にちょくちょく通うようになりまして、たまたま今回は自分も泊まった同じ宿が出て来たので懐かしくてコメントさせて頂きました。
投稿: 齋藤電鉄ryu | 2024/09/25 22:30
斎藤電鉄ryuさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
冒頭の江差の旅館でしょうか?奥尻も行かれたのですね?
ふじや旅館さんはかなり古い作りでしたが、女将さんだけでなく、嫁さんもいてお孫さんもいるので、まだまだ続けてくれそうですね。
後ほどお邪魔します。
投稿: とし | 2024/09/26 08:50