鳥海山 栗駒山 月山 （MRIもひとまず大過なく）

大人の休日倶楽部パスで東北へ山登りに出かけた。

木曜日に造影剤MRIを受けたので、土曜日に出かけて天気も良さそうだし４座行ければと考えたが、MRIの結果が予想より早く出て、４日間で切り上げた（大人の休日倶楽部パス東北編は従来の４日間から5日間となり値上げされた）。結果的には金曜日に出発すればよかったかも。

日曜日の鳥海山。登山者かなり多いだろうから平日にしたかったところだが、今回は鳥海山が第１目的だったので第１座とした。土曜日に象潟のビジネスホテルに前泊、日曜日に鉾立から登った。（秋田駅で前日に駅レンタカーを借りた）

画像の通り天気はまずまずだったが、中腹で風が強く、風除けに雨具を着込む時間帯もあった。６時１０分前に登り始めて１０時２０分に新山（山頂）に到着、帰りは外輪山経由（途中で昼食）のコースとした。鳥海山は本当に雄大な山。１つの山で縦走気分だった。サイクリングで来たのはもう10年ちょっと前。麓の未舗装の林道（大清水登山口を通った）を走って山形側に抜けたのだった。また、20年近く魔になるが、ヒルクライムの大会（矢島カップ）に参加したことがあった。

草紅葉も始まったところ。富士山以来１ヶ月ぶりの登山となり、すっかり秋になっていた。

１５時１０分前に下山。

（いずれも鳥海山にて）

その日は秋田駅近くの東横インに泊まり、翌朝、新幹線でくりこま高原に移動。駅レンタカーを借りていわかがみ平に、と手前４キロでシャトルバスに乗り換えとのことだった。平日も対象とは思わなかった（私の単なる勘違い）が、シャトルバスはすぐ発車してくれたのでさほどロスはなかった。

１０時２０分に出発して１時間半で山頂。

そういえば前回2016年10月は須川温泉から登ったのだった。その時は須川温泉までヘロン号。登山後は秋田側東成瀬村に降りたのだった。

今回、紅葉は初期だったが、平日にも関わらず紅葉目当てに多くの登山者が登っていた。

下山後、新幹線と仙山線で山形まで移動。乗り放題なのでたくさん新幹線に乗った方がお得である。

（栗駒山にて）

前日に泌尿器科から連絡があったので登山はこの日を最後とした。もう１箇所比較的手軽に行けるところを考えていたが、まあいつでも行けるはずだ。

この日は月山。こちらも2018年に登っているが、前回は志津温泉側からリフトだったので、今回は月山8合目からとした。４時半宿出発でレンタカーを２時間走らせた。途中、これもサイクリングできた湯殿山や田麦俣を通った。

術後の山歩きはいわゆるピークハントばかりだけど、山麓の思い出はそれなりにある。それにどんなにマイナーなコースを歩いても結局山の全てを歩けるわけではない。ピークハントを批判したりバカにする道楽者もあると思うけど、多くの〇〇名山巡りの登山者は前半生を平凡ながらも懸命に生きてきた。賑やかなオバチャンも多いが、多くはそれまでひたすら人（家族）のために生きてきたのである。何か生きた証を残したいなどと大袈裟な志でなくても、好きなことをして過ごせばいいんじゃないかと思う。

で、月山。今回の主目的は登ったこともなく、コースも長い鳥海山だったが、天気と紅葉と遠望の素晴らしさという点では月山が最も印象に残った。山頂では一昨日の鳥海山と雲海も素晴らしかったし、朝日、飯豊など山頂のどこを動き回っても雄大な景色だった。

（月山にて）

１２時半に八合目に戻って、羽黒山麓の施設で温泉に入り、山形に戻った。

翌日の泌尿器科診察で先日のMRIについて説明を聴いた。私なりに要約すると、前立腺に6mmほどの病変らしき領域は見られるが、現時点で追加検査や治療は必要なく経過観察を続ければ良いということらしい。追加検査は生検となるが、前立腺のそれはなかなか不快な検査のようだ（膵臓癌の検査もきつかったが）。

ひとまず良かった。今心配しても意味はない。必要になったら粛々と対応すればいいのだ。とりあえず１年は経過観察で行けるとのことなので、気にせず生活を楽しみたい。