九州 椎葉村から諸塚、真弓岳、日之影へ 11/9(サイクリング 4日目)
諸塚から日之影町へは地図(五万図やツーリングマップル)で見ると道が錯綜しているが、諸塚の観光協会などに聞いてみると、諸塚から日之影町に行くならどうやら大規模林道が妥当なようで、他ルートは県道の通行止めもあってどうも難しそうだ。山を大きく迂回して川沿いを走る国道は問題なく通行できるが、それでは面白くない。
宿8時出発。椎葉村から諸塚までは国道で1箇所迂回路があるということだった。松尾地区に迂回路があると情報で特に注意してなかったが、いざ迂回してみると、自転車では結構な峠道だった。元々は国道だったに違いない。椎葉村から諸塚村まではチョチョイのちょいなんて思っていたが、浅はかであった。松尾地区自体、山の上の集落であったし、学校もあった。本来、こんな集落を丹念にめぐるべきなんだけどね。
(いずれも松尾地区、迂回路にて 中 大規模な崩落で国道が埋まっていた)
諸塚の中心部は新しい建物が多いなあと思ったら、つい最近、浸水被害を防ぐために嵩上げしたらしい。と簡単に書いたが、大変なことである。久しぶりに全国系のコンビニ(ファミリーマート)があった。トイレは外にあったので借りた。さっき椎葉村の特産品販売店のトイレを借りたかったのだが開店前に女性店員達がトイレ前で井戸端会議をしていたのでどうも気後れしてしまったのであった。
(諸塚中心部にて 椎茸が主要産業である。「もろっこはうす」にて椎茸クッキーを購入。どうも、もろっこはうすが観光協会を兼ねていたようで、レジ打ちしてくれた男性が先日電話で親切な応対をしてくださった方だったようだ。ここに限らないが田舎というのは1人何役もやらなければ ならない上、自分の挙動で村の評判まで左右してしまうし一瞬も気を抜けない面がある。精神的には、町で人にぶつかっても平然としている都会人より忙しいのだ)
日之影町方面へ、中心部から県道に入り、やがて右折して大規模林道を登っていく。大規模林道は2車線で一見味気ないようだが、あちこちで集落や施設と繋がっていて中腹までは生活道路である。眼下には茶畑も見えてきた。
(大規模林道を登る道すがら 右は牛舎。牛がガン見している)
1000mまで登ると霧が立ち込めてきた。紅葉もちらほら。さすがに冷えてきた。真弓岳のあたりがピークのようで、ささやかな昼ごはんとした。ファミマのおにぎり程度であるが。中腹までは車の往来があったけどピーク付近は土曜日にもかかわらずオートバイ含めてほとんどない。今日の予報は曇りで午後から雨っぽくなるという感じだったが、幸い雨粒は少し感じるくらいだった。霧が帰って晩秋の静けさを演出しているようで私としては快適でさえあった。
(大規模林道のピーク付近 眼下の集落も見える)
緩やかなアップダウンを繰り返しつつ、日諸峠との分岐あたりからどかーんと降りが始まった。下りも長いけど、アップダウンで時間を食ったのと比べればあっという間だった。
日之影町に入ると宿泊の旅館も見つかり(見かけは旅館に見えなかったが中は綺麗だった)、1kmほど先の日之影温泉駅の温泉に入ることにした。
温泉から出ると5時前で暗くなっていた。日の入りが刻々と早くなることもあるが、山間だから暗くなるのが早いのだ。
旅館の夕食は子持ち鮎、ゆず胡椒をつけての刺身、椎茸の肉詰めなど手が込んだ料理で美味だった。
(旅館にて 左は旅館からの景色。今日までは川沿いの宿ばかりだった)
天候 曇り(時々小雨)
旅程 椎葉村 国道265/327(迂回路含む)諸塚村 県道50/宇目須木大規模林道/県道205 日之影町あさだや旅館 約65km
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