東海、近畿 山歩きと観光(藤原岳 蓬莱山 比叡 愛宕山)
3日から8日まで、東海近畿圏の山歩きと観光に出かけた。3日は名古屋前泊である。
まず名古屋出発の藤原岳(ここだけガイドツアーに参加して日程の起点とした。全部自由にすると天候が悪い時とかに日和りやすい。それと、藤原岳は丹沢よりヒルが多いという情報を聞いていて、冬にしようと思っていたが、レンタカーだと積雪時の運転に不安もあった。公共交通は時間がかかりそうだし、藤原岳そのものの情報にも疎かった)。鈴鹿山脈の一角とは聞いていたし、地図は購入、みてはいたけど、サイクリングでも来たことがなかった。名古屋から朝早くなら車で1時間ちょっと登山口に行けるというのも来るまでは実感がわかなかった。八合目から雪も積もっていて、10本爪アイゼンの練習にも打ってつけだった。途中から樹氷も輝き、御嶽山もみえたし、山頂あたりの雪山風景に感激した。
(藤原岳登山口から途中まで。画像でははっきりしないが、御嶽や乗鞍も見えた)
それにしてもアイゼンつけると通常の山歩きと別な筋肉を使うので、不慣れもあって登りも下りもやや遅れがちだった。このレベルの雪山をいくつか登って雪山的体力をつけたいところだ。
(藤原岳山頂付近、晴れたり曇ったり忙しい天気だった)
帰りは岐阜羽島から大津(京都から戻り)へ移動。
翌日5日は京阪電車と湖西線に乗って志賀駅から琵琶湖沿いの蓬莱山へ。琵琶湖バレイというスキー場のピークでロープウエイを使うと1時間程度で往復でき午後石山寺に行きたかったのでそれでいいやと思いつつ、ちょっと物足りなく感じたのでその先降って静かな場所でおにぎり&コーヒータイムとしたが遮る樹木もなく風で冷えてきたので早々に引き返した。
(左 大津にて。京阪電車は江ノ電みたいに道を走り、箱根登山鉄道のように登り下りもこなす。中 スキー場のピークが蓬莱山 登山者はスキー場のヘリを歩いて頂上に辿りつく )
(麓から登ってくる登山者も結構いた。蓬莱駅から登るらしい。 琵琶湖も一望だがやや霞んでいた。その先を歩くとアイゼンだと結構ズボズボハマってしまう。そういえばスパッツをアイゼンで破ってしまった。帰ったら修繕しなければ。右のお地蔵さんはスキー場の片隅にあった。場にそぐわないように見えるが、お地蔵さんも案外賑やかなのが好きで、スキー場のポップな音楽でウキウキしているかもしれない)
午後は石山寺へ。今回は大河ドラマ関連も巡郎という贅沢な旅行でもある。修学旅行で京都中心部には行ってるけど、石山寺も比叡山延暦寺も宇治の平等院も行ったことがなかった。それぞれメジャーな観光地ではあるけど。。
(石山寺にて)
翌日6日は比叡山へ。朝から雨で、かつ正月休み明けとなる。坂本からケーブルで入って、京都側に抜けて、阿闍梨餅を食べて、宇治に行こうと考えていた。延暦寺を見学して比叡山の山頂を目指したが迷ってしまった。結局坂本ケーブルまで戻って山頂まで登ったが、どこが三角点だかわからず、放送鉄塔のあたりでほぼ最高峰のようだし、登山としての価値はそれほどなかろうと自分で勝手に登頂と認定して、京都側に降りようとしたがロープウエイは本日から冬季休業とのこと。がっかりして自動車専用道路(歩行者はダメらしいが車は1台も通らなかった)を坂本ケーブルに戻った。
(延暦寺にて。根本中堂は残念ながら修復中。参拝はできる。鐘楼ではゴーンとつかせてもらった。)
(比叡山にて 中 最高点この辺りかなあと思いつつよくわからず、やや消化不良だったり、京都に降りられなかったり残念だったが坂本へ戻った。京都の修学院に降りる道もあるようだが、宇治にも行きたかったし、雨も本降りだったので今回は行かなかった。比叡山への登山者には出会わなかった)
再び京阪電車のお世話になり、宇治の平等院も見学できた(案内付きで中も拝観)。
(宇治、並びに平等院にて)
(阿闍梨もちのお店にも行けた😀 初日に他のメンバーにも聞いていたのだけど、本当に出来たて美味しい。でも約束していたので家にも送った)
四条大宮に宿泊して、翌7日は愛宕山へ。
前日の比叡山と打って変わって、平日だというのに登山者が結構いた。どうも、毎日のように登る人も少なくないらしく、石段の多い登山道を愛宕神社(山頂)にたどり着き参拝して休憩所に入ると、常連の会話で賑やかだった。他の常連の消息の話をしていて、私と同じ病気でどうも厳しいという話をしていて、なんだかなあと思って離れた場所に移動。携帯食とコーヒーを粛々といただいて下山した。
(乗ってみたかった嵐電。そしてもっと若い時に来てみたかった嵐山)
(愛宕山登山道にて 右は山頂の愛宕神社)
もっと若い時にそぞろ歩いてみたかった嵯峨野界隈を歩き、最後に天龍寺の庭園を拝観してから嵐電で宿に戻った
(いずれも嵯峨野界隈にて 左 念仏寺 弘法大師が一帯の野晒しのなきがらを埋葬したとか。 右 野宮神社って源氏物語にも出てきたと記憶してるけど、案外こぢんまりとしていると思った)
翌朝、帰宅した。本当は湯治でも行きたかったのだけれど、長年の懸案であった農地解放を実現する日程が9日と決まったので、帰ってきたのである。本日無事、革命は成ったのだが、農地解放の痛みで、自転車は当面乗れない。でもその後は快適な自転車ライフを楽しめるに違いない。
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こんばんは。この連休は大阪の実家に行ったのですが、帰りの京阪電車の車窓からみると、東に比叡、西に愛宕山があって、その真ん中北山の奥のほうの山々には雪がつもっているように見えました。としさんが行かれた山のなかで、愛宕山だけ登ったことがないのです。比叡山と同じくらい大きくみえるけど、天台宗の修行の場所として栄えている叡山に対し、愛宕山は地味な印象ですね。わたしも登れるうちに登っておきたいなあと思ったりしました。脈絡がないのですが、その前に登るべきは武甲山かな。
投稿: ぱぱろう | 2025/01/13 21:30
ぱぱろうさん、こんにちは。
愛宕山は山頂に神社があって、毎日のように登る人もいるようですね。帰りに嵯峨野散策したりして、外から来た私には充実した1日でした。比叡山は修学院から登ればいいのでしょうが、悪天候でやめときました。山頂付近は地味で、往復をロープウエーに頼ったときは、延暦寺に寄らないと味気ない登山になるなあと思いました。なので今回は愛宕山の方が充足感はありました。
武甲山は一昨年2月に行った時は山頂付近は積もっていたけど今はどうかな?
投稿: とし | 2025/01/14 06:22