湯治サイクリング 三徳山、燕趙園 最後の湯治
湯治は2泊で3日目の朝に倉吉駅まで走って輪行(姫路経由)で帰ることとなり、それで今回の中国山地自転車小旅は終了ということになる。
(三朝温泉にて)
湯治2日目は日本遺産の三徳山に出かけた。投入堂への登山はせず、麓から遥拝した。
(左中 三徳山の投入堂 遥拝所備えつきの望遠鏡でその姿が見える 右 三徳山麓の本堂)
続いて湯梨浜町の燕趙園に行ってみた。鳥取県と河北省が友好都市という縁で30年ほど前に造成された中国庭園だった、名前は燕や趙が河北省の歴史(春秋戦国時代)とゆかりのある国々というところからだそうだ(中山国は仲間外れにされたようである)。中はまるで紅楼夢の舞台のようによくできていて、少なくとも自分が90年前後にみた大陸のそれより色鮮やか(今は改修されて綺麗になっているだろうけど)で、東郷湖を借景にして美しく配置されていると思ったが、無料なのにお客さんはいなかった。昨今の日中関係だと無駄遣いと批判されても仕方ないかもしれない・・・。池に睡蓮があるといいけど、管理しきれなかったのか、ハス池には何もなかった
追記;後で当庭園のSNSをチラッと見ると(SNSに登録してないのでチラッとしか見えない)別な場所にあったようだ。残念。
(燕趙園にて)
ラジウム温泉の効能はあると思うが、やはり放射能を吸い込むということで長期にわたって継続するのはどうかな?と前からやや感じていたところ。ソースは手元にないが、三朝温泉男性住民の肺がん罹患はむしろ多いというデータを目にしたこともあった。手術直後はそうしたデータを見ても5年生きれるかどうかという状況だったのであまり気にならなかったが、手術から4年が経ち、術後5年を越えてもしかすると平均寿命近くまで生きる可能性さえ出てきた中で、ラジウム温泉湯治を偏重、継続するリスクをより意識するようになったのである。
現実的に費用もかかる。今回含めて80泊くらいしたはずだ。宿泊費、レンタカー、交通費、食費など100万を越えている。これだけの予算があればサイクリングや山もたくさん行ける。宿の値上げも相次ぎ、コストに対する宿泊施設への満足度が低くなってきた。
以上を総合的に検討して、今度行く自転車旅行➕湯治でラジウム温泉湯治はひとまず最終にすることとしたのだ。
10箇所の宿にお世話になった。
滞在中、精神的にも安心感があった。お湯に浸かって本を読んで散歩しつつ現実を忘れることもできた。深く感謝したい。
温泉自体が身体にいいのはいうまでもない。これからは色々な泉質の温泉を楽しみたい。
ということで中国山地自転車小旅は終了である。土地勘の少ない地域でのサイクリングだったが、山麓を縫って有意義なサイクリングができたと思う。今度は出雲隠岐、萩秋吉台、岡山山間部に行ってみたいが、これらを繋げるのはちょっと難しいかも。いずれにしてもまた後年となりそうだ。
最後に。いつもの通り、横着な旅行記録となったが、読んでいただいた方にはありがとうございました。
« 中国山地 自転車小旅 蒜山から倉吉、三朝温泉(5/26) | トップページ | 男体山 »
「近畿から中国地方」カテゴリの記事
- 湯治サイクリング 三徳山、燕趙園 最後の湯治 (2025.06.11)
- 中国山地 自転車小旅 蒜山から倉吉、三朝温泉(5/26)(2025.06.09)
- 中国山地 自転車小旅 雨の大山から蒜山へ(5/25)(2025.06.08)
- 中国山地 自転車小旅 雨の大山へ 江尾駅から輪行とした(5/24)(2025.06.05)
- 中国山地 自転車小旅 奥出雲町から鳥取県へ 日野町まで(5/23)(2025.06.03)
コメント