北海道山歩き 中盤(狩場山 余市岳 樽前山)
道南の2つの山を巡るツアーの初日は、狩場山。島牧、賀老キャンプ場の先から出発。
ガイドさんによるとキャンプ場から先は通行止めという情報だったので先に進めてラッキーだったようだ。舗装路を登山靴は疲れる。
6月24日というと北海道では従来爽やかな季節のはずだが、なんだか蒸し暑い。それでも稜線に出ると風が爽やかだったし、雪渓ではアイゼンが必要だった。
(狩場山にて。花も色々咲いているが例によって名前がわからない。聞いてもすぐ忘れてしまう。残像が頭に残っているきりである。雪渓ではアイゼンを履いた。軽アイゼンで良いというアナウンスだったが、私の軽アイゼンはちょっと頼りない感じだったので、重いけどアイゼンとした。つけてしまえば、歩きやすい。)
天気が良くて山頂での眺めも良かった。今回、ガイドツアーで良かったと特に思ったのは帰りである。
まずヒグマの親子が帰りの雪渓の上にいたのである。お母さん熊は人間の集団を察知したのか雪渓向こうの斜面に消えたが、完全にササに逃げ隠れはせず斜面で小熊をせいしつつ?やり過ごそうとしていたようだ。我々が雪渓を通り過ぎると、母熊は小熊をつれてまた雪渓まで登って行った。雪渓の先に何か用事があったようだ。
(左 狩場岳山頂 中 自分も雪渓通過後に撮ってみたが画像では熊はよく見えない。肉眼では雪渓を上がっていくところだった 右 メンバーの望遠で撮った画像を頂いた)
そのさきにもう1回雪渓通過があるがメンバーの1人がどこかでアイゼンの片方を落としていた。戻るのはロスになるので、ガイドさんとのアンザイレンで通過となった。熊スプレーも必要だし、ザイルが出てくるとは思わなかった。自分1人で熊だのアイゼン落としだの遭遇したらどうなっていただろうか。
(2度目の雪渓通過。結構傾斜がきつかったが、若い外国人が身軽な格好で登ってきたのでまたびっくりした。色々あったが、花も多くて、いい山だった)
下山後、岩内に移動。翌日は余市岳。赤井川村のキロロリゾート奥が登山口だった。この日も天気が良かったが、笹薮が多くて難儀というか疲れた。藪漕ぎというのは体力がいるというか、蒸し暑くて消耗した。正直バテそうだったけど、食べたり飲んだり、ちょっといい風が吹いてきたりして回復した。
(余市岳にて 左が余市岳 優美な山だけど藪漕ぎ余市だった。中は山頂)
夕方、札幌駅解散。道南の2つの山。狩場山の美しさと熊、余市岳の笹薮が印象に残ったが、山頂からの伸びやかな景色や道端の花々にも癒されたし、前述の通りいくつか勉強にもなった。赤井川村は自転車で行ったことがなかった。何年後かわからないけど道南サイクリングに組み入れてみたい。
翌日は札幌で休んで北大植物園(結構広い)を見学したり、秀岳荘などアウトドアショップ巡りをしてなんだかんだ2万歩歩いた。
27日は8時から4時までレンタカーを借りて樽前山に行ってきた。
支笏湖の先までで時間もかかったので最高峰の東山までとした。現地でちょっと欲が出て西山に行きかけたが、霧が立ち込めたので奥社までとした。
(樽前山にて 登山道はとても整備されていて、平日でも登山者が多かった)
樽前登山口の道道は確かロングライドイベントで白老町から来たことがあった。登山口への林道分岐を過ぎると支笏湖まで道が狭くなるのも記憶通りだった。
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