鉢盛山 小秀山
当初はずっと滞在して山歩き、と考えていたが予報が芳しくなく土日は戻り(結果として崩れは小さかったようだ)、月曜日から後半の山歩き。
300名山2座である。その後も1座行こうかと考えてレンタカー手配しようとしたが確保できず2座で素直に帰ることにした。
月曜日に松本に前泊して鉢盛山。鉢伏山と混同しそうだが、鉢盛山は松本市(木祖村)、朝日村にまたがる木曽川源流部の山で標高2447m。五万図には朝日村から藪原までの林道ツーリングを企図した形跡があるが実現していない。鉢盛山への林道走行は事前(一週間前までにとの記載があった)に鍵を借りる申請をする必要があるのと林道が荒れているとのことで、ガイドツアーに参加することにした。翌日も近い小秀山でこれまた車(レンタカー)でのアプローチに自信が持てなかったので連続して参加することにした。1人で行く場合レンタカー費用もあるし経済的にもその方が合理的なのである。ツアーは多少の雨なら催行するので単独の時より事前に天候と睨めっこして可否を考える手間もなく(自分だけの場合、天候で日和ってしまう)、日程の確実性も高い。200座までは早めに稼ぎたい(?)と思うところ。
鉢に盛り付けをしたような山だという話だったが、曇天で麓から山容が見えず残念だった。またの機会にサイクリングで確認したいと思った。
登山口までの道はやはり荒れていて車高高くないと大変そうだった。登山道は荒れたところも藪もなく歩きやすかった(山登りだからもちろん急登はある)。若干霧雨が降ったが雨具を着るほどではなかった。山頂はガスに包まれてしまった。
(左 登山口。平日だが他に遠来の2台が停まっていた。やはり300名山目的 中 登っていくと雲海が見事だった 上 山頂にて )
(左 山頂から降りていくと雲海の上に遠くの山も見えた 中 紅葉が見事だった)
その日は塩尻駅前のビジネスホテルに泊まった。
小秀山は御嶽山南側にあり岐阜県中津川市と長野県王滝村にまたがる。岐阜側(舞台峠あたりから)のアプローチが大部分だが今回は長野側から。しかも、12年前に王滝3峠サイクリングに出かけたがそのうちの1つである白巣峠手前に登山口がある。歩きは岐阜側よりずいぶん短いとのことだった。もちろん滝越を通るわけで、もう滝越に行く機会ないかなと思っていたので、(楽しみというには複雑な心境なのだが)もう一度見てみたいという気持ちもある。
(右は自然湖。左2枚は滝越にて。サイクリングの時に泊まった三浦屋旅館はもうない。以前ブログに書いたと記憶しているが火事で焼けてしまった)
登山口ならびに白巣峠への白川林道は以前よりは荒れていて車は原則として通行止めとされているようだった(ちなみに自転車での通行は支障はない感じ)。登山者はたまにはくるようである。
ルートは岐阜側より短いけど圧倒的に登山者が少ないのはアプローチとコースの半分くらいは藪漕ぎを強いられることもあるかもしれない。
この日も前日と同様曇天で山頂での眺めはなかった。御嶽山遥拝したかったが残念ではあった。上の方は巨岩がいくつもあってそれぞれ名前がつけられていた。気温は一桁だったが、底冷え感はなかった。
(左 巨岩がいくつもあった 右2枚は山頂にて 右はストックで帰り道を指しているが笹藪で見えない。ただし道ははっきりしている)
(降る途中で。景色は残念だったけどこれはこれで幻想的で良かった)
2日ともアプローチがある意味核心部だったけど、山もそれぞれ味わい深かった。天気が今ひとつだし登山者も少ない(2日目は自分たちだけ)単独では心許なかったけれど、話しながらなので楽しい山行だった。
前述の事情でここで予定通り帰ることにした。山歩きは少しお休みとして、秋の自転車活動をしようと思う。皆感じてると思うけど、夏がやたらに長くいきなり冬になりそうだ。晩秋の活動、急がないと。
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としさん、こんにちは。鉢盛山も滝越もいずれも自転車を絡めて行ったことがある場所だったので、土地勘があって懐かしく読ませてもらいました。300名山まで対象を広げるといろいろな山が出てくるのですね。私お秋があっという間に去ってしまいそうで焦っています。
投稿: zen | 2025/10/26 16:52
こんばんは。滝越がよい雰囲気です。ここに旅館があったのですか。火災にあわれたとは残念です。わたしも滝越に泊まってみたいと思いました。近くの渡合温泉のランプの宿は現役でやられているようですね。
投稿: ぱぱろう | 2025/10/26 17:49
zenさん、こんにちは。
ともにいらっしゃったとのことで検索してみました。鉢盛山は波田村(現在松本市)からアプローチされたのですね。現在、そちら側は通行できないようで、今のところ朝日村からが唯一となっているようです。
そして白巣峠越えもされてますね。自分たちは13年にゆったりした日程で、木曽福島から白巣峠越えて度合温泉宿泊、翌日は鞍掛峠越えてショートカット(王滝MTBで使用されているコース)で滝越宿泊。3日目は真弓峠越えて中津川でした。9月中旬で、さほど暑くなかったと記憶しています。
自転車の思い出があるので、単純なピークハントも楽しいです。
投稿: とし | 2025/10/26 19:18
ぱぱろうさん、こんにちは。
瀧越はなんだか桃源郷のようですが、昔は森林鉄道も三浦貯水池まで通っていて賑やかだったようです。三浦屋さんは残念この上ないですが、もう1軒民宿の看板がありました。営業されているかは確認してませんが・・・。白巣峠向こうの渡合温泉(上のコメントでは漢字間違えてしまいました)は健在のようですので、機会があればぜひ行ってみてください。峠のゲートは一人だと難儀かもしれません😅南東側の真弓峠もゲートに妨げられていたように記憶してますが、王滝から岐阜側への峠道は古くからの道みたいです(島崎藤村の「夜明け前」略地図に載ってました)。
投稿: とし | 2025/10/26 19:28